「カツサンド復活!」
と冒頭で申し上げました。コックさんが復活した訳ではありません。
スタッフの小田原崇(おだわらたかし)が担当しております。
3人の新人がだいぶ慣れてきた状況の中で、彼を日曜日に知り合いのレストランへ勉強に行かせておりました。
これならナントカなるだろう、というまでに2ヶ月程かかりました。
この地球という惑星では、日が昇って一日が始まり、日が沈むと夜が訪れます。夜の帳につつまれ、中洲にネオンの明かりが灯る頃、その奥ではBarの扉がそっと開きます。
様々な方々が、それぞれの思いを胸にグラスを傾けるBarの止まり木にて。
七島最子(もこ)さんと橘口千枝さんは仲良し。 あゆみさん(ご懐妊中)、総輔氏(ご常連)、貴子さん(妹さん)。 初めてのハイボール、白雪氏とオーロラ氏。
「お徳用チョコレート」
全部自分で食べます。
「蒸す」
T-falのスチーマーで新しいフードメニューを考案中です。
「銅製モスコミュールカップ」
前回のこのコーナーで取り上げさせてもらった玉川堂(ぎょくせんどう)さん製のマグカップが4つ届きました。
究極のmoscow mule cupを完成すべく作っていただいた試作第1弾です。
まずは届いてスグに、私とスタッフ皆で従来のモスコカップとの比較試飲。
続いて1週間ほどかけて、十数名のお客さま方に試飲していただき、率直なご意見をうかがいました。
皆さんのお考えを集約した手紙とともに、4つのカップは新潟へ。
来月は試作第2弾のご報告ができると思います。
無形文化財 鎚起(ついき)銅器 玉川堂
新潟県燕市中央通り2丁目
http://www.gyokusendo.com
「Laphroaig seminar」
2009年4月24日(金)、東京.大阪に続いて福岡にてラフロイグのセミナーが開催(by SUNTORY)されました。
金曜日というセミナーには向かない曜日でありながら、講師として招かれたのはあのロバート.ヒックス(Robert G・Hicks)氏。
200名程の大きなセミナーとなりました。
内容はとても興味深く、通訳の橋口千枝氏でも大変であったであろう"量"でした。
個人的には、蒸留所にかかわってきた人の変遷が客観的に、詳しく語られた部分に一番興味をそそられました。
1920年から始まったアメリカの禁酒法時代の中、施行されてから5年の間ラフロイグは薬として(処方箋が必要!)販売されていたという事実も披露されていましたね。
「或る日」
<ビストロ ペシェミニヨン>
福岡市南区大楠2丁目3-18ライオンズマンション大楠1F
TEL 092-522-2366
活字編
私にとってホントのホントに頭の良い人とは、難解な言葉や言い回しを使わずに、目から鱗をさりげなく取ってくれる人のこと。
a 「橋本治と内田樹」筑摩書房/1800円+税
とめどない話の螺旋対談。 私はどんな本でも3色ボールペンでバンバン線を引いたり括ったりして本を読んでいくのですが、この本は久し振りに線や括弧でマークしていない部分の方が非常に少ない本に仕上ってしまいました。線ばっかり…。
一部抜粋しちゃうと、橋本浩「略、お洒落によって自己主張しているから、お洒落をとっちゃうと自己主張がないんです。だから皆同じ恰好しているくせしてなにが自己主張なんだという言い方をすると、彼や彼女らは皆怒ります。」
内田樹(たつる)「欲望だけはあるんですね。純粋な。自己主張したいと。何をしたいの?というと、自己主張したいという欲望だけがあって、主張されるべき自己がないんだ。」
一部抜粋しちゃうと、橋本浩「略、お洒落によって自己主張しているから、お洒落をとっちゃうと自己主張がないんです。だから皆同じ恰好しているくせしてなにが自己主張なんだという言い方をすると、彼や彼女らは皆怒ります。」
内田樹(たつる)「欲望だけはあるんですね。純粋な。自己主張したいと。何をしたいの?というと、自己主張したいという欲望だけがあって、主張されるべき自己がないんだ。」
b 「カンブリア宮殿 村上龍×経済人 社長の金言」
日経ビジネス人文庫/762円+税
数えてみると67人の社長さん達(1回しか数えてないのでもしかしたら違うかも)が登場していました。すべて2ページ半以内にまとめられている究極的美味しいどころ取り。
まえがきで村上龍氏曰く「略、ゲストの経営者たちは、ミもフタもない努力を『喜んで』払ってきたのであって、誰も苦労なんかしていない。ミもフタもない長い長い努力を『苦しみながら』積み重ねることはできない。
苦しいことに対して、人間は長期間好奇心を維持することはできないからだ。」
まえがきで村上龍氏曰く「略、ゲストの経営者たちは、ミもフタもない努力を『喜んで』払ってきたのであって、誰も苦労なんかしていない。ミもフタもない長い長い努力を『苦しみながら』積み重ねることはできない。
苦しいことに対して、人間は長期間好奇心を維持することはできないからだ。」
c 「連塾-方法日本―Ⅰ 神仏たちの秘密 日本の面影の源流を解く」
春秋社/1800円+税
2003年5月の「連塾案内」より「略、けれども日本はずっと前から多中心の国、また、両存併列の国。大極殿を瓦葺きにして清涼殿を檜皮葺きにするように、クリスマスをして除夜の鐘を聞くように、タラコ・スパゲッティに刻み海苔をかけて二本の箸で食べたくなるように、一途と多様の両方を捨ててはいなかったと言うべ きでした。
それを安易に『和風』や『和魂洋才』ばかりで片付けてしまうのは、やや危険です。」
極上の講義を受けている気分になれる本です。是非。
それを安易に『和風』や『和魂洋才』ばかりで片付けてしまうのは、やや危険です。」
極上の講義を受けている気分になれる本です。是非。