「40代に突入して」
すぐに何か異変でも起きる訳でもなし、30代となったジャスト10年前のようにその実感などないまま時が流れていくのだろう、と思っていました。実際、「しじゅう」という重い響きの割に軽やかな生活を送れている今日この頃なのですが、一つありました。た、体重が・・・。お、お腹が・・・。メタボ・・・。
この地球という惑星では、日が昇って一日が始まり、日が沈むと夜が訪れます。夜の帳につつまれ、中洲にネオンの明かりが灯る頃、その奥ではBarの扉がそっと開きます。
様々な方々が、それぞれの思いを胸にグラスを傾けるBarの止まり木にて。
Higuchi瞬間ライヴ後に
<安重サックスプレイヤー、井上美紀、高橋啓文氏> 博多座にて観劇の後に
<佐藤昭栄氏、寿賀氏 母娘> 営業中にちょっと抜け出されて
<カチューシャの鎌田邦彦マスター 父娘>
当店では先月、梅雨入りに先駆けてスタッフのベストを新装。
マスターである私は何度も替えてきたのですが、全スタッフが装いを新たにするのはオープン以来これが始めて。
なかなか良い感じにできたと思うのですが、如何でしょうか。
今年の博多祇園山笠(7月1日~7月15日)、中洲流の扇子と手拭い。
扇子のデザインは今年も故西島氏のもの。夏らしい色使いでは決してありませんが、とてもこなれた風合い。祝いめでたが三番まで全歌詞載っているものは今までなかったのではないでしょうか。
とても良い香りがします。
手拭い(てのごい)はとても力強く、当店のご常連でもある櫛田神社の御紋が胡瓜紋であるため、山の男達がこの期間中にきゅうり を口にしないというのは有名な話。
ちなみに、「山のあいだはお客さんが多かろ?」、「追い山(15日)の時は朝まで開けるっちゃろ?」とのご質問をよく受けます。
多くありません。開けません。設置されている飾り山や、動く舁き山を見物にいらっしゃる方々は、あくまで山を見ることが主体でありますので、またご家族連れだったり、ヒマを見つけてちょっと、あったりですので、そうそう夜の中洲が見物客で溢れたりはしないようです。
また、追い山のときは午前4時59分の一番山スタートに合わせて動くので、3時過ぎまでゆっくりお飲みになる方はあまりいらっしゃらないのが事実。
とはいえ、今年の追い山は日曜日の朝。更に翌日は海の日で祝日。天候に左右ところもあるでしょうが、絶好の追い山スケジュールであることは疑いなく、多くの観客で博多の夜明けが賑わうことでしょう。
今年3度目のトルマルキオンは「漢陽(かんよう、もしくはハニャン)」。知る人ぞ知る韓国料理のお店です。
参加人数18名。前回のサントリー熊本ビール工場見学を除けば、一軒のお店に集まった最大人数。
今回はいろいろな用事があり、行きたいのだけどやむなく不参加という方々が9名ほどいらっしゃったことを考えると、これ以上人数が膨らめば、トルマルキオン開催条件としての、お店のキャパ項目がより重要となって参ります。トリマルキオン番外編としてのワイン会など、小回りの効く人数での集まりも、これから先はあっても良いかもしれませんね。
さて、漢陽。この日より数週間前に伺った際にお願いしたスペシャルコースがメンバーの前に次々と。ここ最近サムゲタンに使う鶏が韓国では手に入らないとのことで、かの料理はなかったものの、皆さん最後にはもう一口も入らない程の料理に次ぐ料理。
チャプチェ、ケジャン、チョレギ、チジミ、デジカルビ、プルコギ、スユ、その他モロモロで覚えきれませんでした。
今回は沢山の写真を、料理とお酒、メンバー食事風景、漢陽と漢陽ガールズの3つに分けて掲載です。
2軒目は4月27日に大名にオープンを果たした百田友則氏のMOMOTA BARへ。高めの天井のお陰で、十分にシガーを満喫。日曜日にゆったりと過ごすことのできるBARは有難いもの。
3軒目となると人数は激減し、都合6名。薬院のトップドレッシングへ。以前バーヒグチで働いていた織田美代子氏が在籍する中島氏のお店。ここでもシガー。
3軒ともに、大変お騒がせ致しました。充実した時間を過ごすことができ、感謝しております。
映画や演劇、コンサート、ライヴ、美術展、博覧会など出掛けて鑑賞したものは山ほどあり、この福岡市に住んでいれば事実沢山の催しものが引きも切らず状態であります。 でもなかなか・・・ですね。
「イヤ!行きたいと思えばどうにかして時間を作って行ける筈だ。理由をつけて行こうとしないのは、心から観たいと思っていないからだ!!」
なんてことを言われたとしたら、それはそれでその通りなのかもしれません。うーん。
と、いう訳で最近のお出掛け先を少々ご紹介。
福岡市美術館で5月の半ばまで開催されていた「東洋の至宝、出光コレクション 美のこころ」展。いつも思うのは、売られている出品作のポストカードと本物との、余りと言えば余りの違い。このお土産品のように現物とかけ離れたものを買うぐらいなら、もう一度時間を作って足を運んだほうがずっと良いに決まってる!そう思います。そして買います。何故か購入してしまいます。
ちなみに名画クリアファイルはかなりお気に入り。コレクションしようとさえしています。
2つ目は、敬愛している山海塾。演劇やダンスなどの優れた舞台成果を顕彰する第6回朝日舞台芸術賞のグランプリに選ばれ、併せてキリンダンスサポートも贈られた作品「時のなかの時~とき」の再公演。いつも終演後、楽屋にお邪魔させて貰うのですが、今回は特別な集まりがあり、それに参加させて戴いた上に、なんとBar Higuchiにまでご来店。忘れられない一日になりました。(先月のGuestRoomに一枚upさせて戴きました)
最後は鼓童~ONE EARTH TOUR 2007~。初めて行きました。
確実に感動を得るだろうという大きな期待を胸に福岡市民会館へ向かったのですが、
もう最初から涙が出るほどで、あっさりと心地よく期待を裏切ってくれたのです。
リピーターが多いとは聞いていたのですが、その方々を決して飽きさせないであろう演出・ステージング。音楽集団でありつつ、極上のエンターテイメント集団として昇華されている"世界の鼓童"でした。
賄い編
賄い(まかない)・・・①整備すること。ととのえること。
②食事などを調えて供すること。
また、その人。まかないかた。
③世話・給仕をすること。また、その人。
④取り繕うこと。まにあわせ。
{広辞苑}とあります。
当店のような飲食店で言うなら、スタッフの、従業員の、という語がついてくる訳で、求人欄などでよく見かける"食事付"のことですね。
しかしながらこのコーナーで今回取り上げるのは、私(樋口)の一週間分の食事を作る坂本シェフの行為。また、その食事。となるでしょう。
ということで、ここ最近は毎週一回シェフに大量に作ってもらっています。
野菜中心のメニューで10種類ほどでしょうか。この取っ掛かりは、店の買出しをする際に(カクテル用季節のフルーツ等)、ふと横を見ると美味しそうなトマトやかぼちゃやゴーヤが。
ちょっと一緒に買っていってシェフに何か一品作って貰おう、最近野菜不足だし。といった動機によるものです。まさかそんな多種多様なメニューになるとは予想だにしないことであったし、一週間分作ってくれるなんてことも全く思い至りませんでした。シェフ(主夫?)坂本真哉の人間性の一端を垣間見る行為といえましょう。
写真はそんなある一週間分のメニューで、あらかぶ煮付け、スズキのフライ、牛蒡とニラの炒めもの、豚バラの生姜巻、タコス、カポナータきんぴら、ゴーヤチャンプルー、豚汁、その他。
ちなみに彼は、HPに載せることをとても嫌がるのでこっそり撮影。
このことは内緒です。