2009年の9月末で一旦幕を閉じた当店。 1ヶ月半のお休みを経て、11月16日(月)にRebornした訳ですが、今月で約5ヶ月経つことになります。 今思えば、昨年はやはり『Re』の機が熟したのかと。 Reconstitute:〜を再構成(復元、改造)する Reconstruct:再建する Rebirth、Regenerate、Restore、Restart、Reborn…。 別の言葉で言えば「open the new chapter(page)」がピッタリくるような。 何にしろ変化を求めて新しい扉を開けました。 9月からの3,4ヶ月間に3度もお客さまに向けて(年賀状含む)お知らせを出しちゃいましたが、意外に伝わっていませんでした。 もちろん、原因は私の圧倒的な説明不足。 何しろ試行錯誤で、手探りで…など言い訳はいろいろと取り揃えておりますが、ご案内不足でご迷惑をおかけしました。
ではでは何が変わったのか? 大変遅蒔きながらご報告致します。
其の壱:「え?!一人でやるんじゃなかったの?」
そうです。一人です。すみません。 『バーテンダーは一人』の意味でございました。 従って、バーテンダーではないお手伝いの女性が1名。 バーテンダー見習いが1名。 事務の人が1名。 合計4名ですが、事務の人は当然ながら店に出てはいないので、『3名』体制です。
昨年末に入店した中華のコックさんは、今月5日まで勤め、あるホテルの副料理長として招かれた為退店してしまいました。 |
其の弐:「改装ってどこが変わったの?」
皆さまには先月写真にてお知らせした通りですが、 1. テーブル席(テーブル 、椅子 )をはずし、 2. 天井までの大型ヒュミドール、ディスプレイ棚、収納、L字カウンター等を作りました。 席数は30席から19席へ。 3. 天井部分を一旦すべて落とし、照明をほぼすべて新しくデザインし直してます。 以前に比べ陰影がより強調され、辛口(?)の照明となりました。“陰翳礼讃”です。 4. 厨房の壁も壊しました。 トイレの扉の対面にあった出入口を、カウンターからそのまままっすぐ入れるように移し(以前はフードを出し入れするデッシャップ)、新たに2列入るボトル棚を設置。 一般的なボトルサイズで70〜80本収納できます。 5.カウンター内のバーバック中央の棚一つを、グラス専用棚としました。 6.全く変わってないように見えますが、ボックス席のソファー、菱型テーブル、ペンダント(照明)、を新しいものに。
そんなところでしょうか。 当初のデザインは故長峰秀鷹氏でしたが、今回はその唯一のお弟子さんである高須学(タカスガク)氏にお願いし、長峰デザインの持つ良さを失うことなく、新しいテイストを入れてもらうよう頑張ってもらった次第。 “パッと見、余り変わっていないように見えてかなり新しく変わっている”ようにしたかったので、その点成功したと自負しておりますが如何でしょうか。
其の参:「システムは変わったの?モスコは?カツサンドは?」
はい、システム、変わりました。 まずチャージ500円をいただくようになりました。 開店以来ずっとノーチャージでありましたが、リニューアルを機にお一人さまづつ頂戴することに。無論一日に2度、3度ご来店される場合には2度目以降にいただくことはありません。 それからこれも開店以来でしたが、週一回の休みであったのを、日祝日休とさせていただくことに。カレンダー通りのお休みとさせていただきます。
そしてモスコミュール。 こちらは全くもって以前通り。カツサンドも同様です。 ただモスコカップは新潟燕市の無形文化財、玉川堂のオリジナルモスコカップに入れ替えました。 玉川堂さんについては今まで何度もご紹介しておりますので詳しい説明は省略。 このカップができるまでに5回も試作を重ねてもらいました。 今更ですが感謝しております。
其の壱から其の参まで長々とお付き合い下さりありがとうございました。 蛇足ですが、場所(店舗の)、広さは変わっておりません。
稀に尋ねられますので念のため。 私の性格も変わっておりません。 たまに「やわらかくなった」と言われますが、そうでもありません。
念のため。 |
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